[2003.01.28]
  求められた勝者


 ▼スーパーボウル広告にIT技術を(CNET Japan)
  http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000047715,20052108,00.htm


 今年のスーパーボウルではウェブとインタラクティブに結びつけたテレビCMに関心が集まった。30秒広告のスポット料は平均210万ドルと高騰しているが,広告主はやっとウェブによって宣伝効果を測定するというアイディアにたどりついたようだ。

 土曜日の午後(米国時間では金曜の深夜)に暴発したSQLスラマーが(過去記事),米国国内で他より対応が遅れ,ネットの普及の割合以上の被害を残してしまったのは(Impress INTERNET Watchの記事),週末に行われたスーパーボウルのせいでは? ともいわれる。スーパーボウルはおおむね圧倒的な差がついてしまうことが多く,今年も確かにそうだったのだが,見どころは多かった。

 オフェンス力1位のオークランド・レイダースとディフェンス力1位のタンパベイ・バッカニアーズの対戦。オークランドにはベテランも多くビッグネームもいるのだが,それでもなぜか,チームとしての総合力,そして1人の男に視線が集まっていたように思う。それがタンパベイ・バックスのヘッドコーチ(HC)であるジョン・グルーデン。史上最年少のスーパー出場HC,スーパー優勝HC,まだ30歳代,というよりその童顔さがよりあだ名を強く印象づけるジョン「チャッキー」グルーデンなのだが…。

 彼のアグレッシブさ,すべてのポテンシャルを引き寄せるような熱意さと激情さは,今の時代に求められたもの,だったのかもしれない。昨年,オーナーとの衝突から追い出されたカタチのオークランドに勝利したことは仇を返したようにも受け取れるのだが,そんな感じを与えないのは彼の誠実そうな人柄によるものか。彼のような存在感が,不振を極めている経済やIT業界にも必要なのだろう。


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